イーサリアムETFに過去最高の7億2600万ドルの流入──アナリストは「需要の構造的変化」を示唆 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)

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イーサリアムETFに過去最高の7億2600万ドルの流入──アナリストは「需要の構造的変化」を示唆

  • アメリカのイーサリアム現物ETFは、ETHの価格が8.1%上昇して一時3560を超えたことを受け、1日あたりの純流入額が過去最高の7億2674万ドルに達した。
  • ブラックロックのETHAが約5億ドルの流入でトップを走り、フィデリティのFETHとグレイスケールのETHが続いた。
  • アナリストは暗号資産トレジャリーによるイーサリアム需要の構造的変化を指摘し、ネットワーク需要が3倍に増加する可能性があると指摘している。

イーサリアム(ETH)現物ETF(上場投資信託)は、過去最高の日を迎えた。アメリカで上場されているイーサリアムETFは7月16日に1日の過去最高となる7億2674万ドル(約1090億1100万円、1ドル=150円換算)の純流入を記録した。ETH価格も8.1%急騰して一時3560ドルを突破し、3月以来の単日で最高のパフォーマンスとなった。

これにより、ETFの累計純流入額は64億8000万ドル(約9720億円)に達し、総純資産は164億1000万ドル(約2兆4615億円)となって、ETHの流通時価総額の4%を超えた。

ブラックロック(BlackRock)のETHAが5億ドル(約750億円)近い新規流入と17億8000万ドル(2670億円)を超える取引高でリードし、フィデリティ(Fidelity)のFETHとグレイスケール(GrayScale)が新たに上場したETHが合計1億6700万ドル(約250億5000万円)を追加した。

[SoSoValue]しかし、見出しとなった数字の裏には、より深い何かが潜んでいる可能性がある。

Jarvis Labsのエコノミスト、ベン・リリー(Ben Lilly)氏は7月16日のインサイトの中で、暗号資産(仮想通貨)トレジャリーの新たな波、つまり利回り、担保、または支払いのためにETHを蓄積するファンドや企業が、ETHの需要プロファイルを変えていると述べた。

「これまでには存在しなかった、数億ドル規模のETH需要が見られる」とリリー氏は述べ、ペイパル(PayPal)の初期の暗号資産への取り組みに似た動きを指摘した。「これは単に流入による価格変動ではない。ETHの保有方法における構造的な変化だ」。

さらに、生産的な用途にロックされているETHの割合を示す指標である「マネーネス比率(Moneyness Ratio)」が歴史的に高いことを加えると、他のトークンでは再現できないような好循環が市場に生まれている。

イーサリアム(Ethereum)ネットワークの需要は依然として1日あたり約200万ドル(約3億円)だが、アナリストたちは、より多くのアプリケーションやトレジャリーがこのトークンを統合するにつれて、その需要は3倍に増加する可能性があると指摘している。「ここからさらに上昇するだろう。買いを推奨する」とリリー氏は付け加えた。

ETHは7月に入ってから22%上昇しており、需要曲線がさらに急勾配になれば、この動きのピークに達するまでにはまだ時間がかかる可能性がある。

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