リップルとCtrl Altが提携、ドバイの不動産トークン化にXRPレジャーを採用 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• リップルは、UAEに拠点を置くCtrl Altとの提携を発表した。中東における機関投資家向けカストディサービスを拡大し、ドバイの不動産セクターのデジタル化の取り組みを支援する。
• Ctrl Altは、リップルのカストディインフラを活用し、トークン化された不動産権利証書をXRPレジャーに保管する。
• リップルの技術は、分割された不動産権利書の管理を支援し、Ctrl Altのトークン化インフラを強化する。

リップル（Ripple）は、アラブ首長国連邦（UAE）を拠点とするトークン化プラットフォームのCtrl Alt Solutionsと提携し、ドバイ政府主導の不動産デジタル化イニシアチブを支援するため、機関投資家向けカストディサービスを中東に拡大した。

7月15日に発表されたこの提携により、Ctrl Altはリップルのカストディインフラを活用し、ドバイ土地局（DLD）が発行するトークン化された不動産権利書をXRPレジャー（XRPL）上に保管する。

リップルの技術は、Ctrl Altの資産トークン化のためのエンドツーエンドのインフラの重要な構成要素である、分割された不動産権利書の安全な保管とライフサイクル管理を支える。

Ctrl Altは最近、ドバイで初めて、仮想資産規制庁（VARA）の下で発行者関連サービスを提供することを認可された暗号資産（仮想通貨）サービスプロバイダー（VASP）となり、トークンの発行をオンチェーンカストディに直接結びつけた。

この動きは、ドバイにおける暗号資産の勢いが拡大する中でのものだ。リップルは今年初めにドバイ金融サービス局（DFSA）からライセンスを取得し、その後、現地の銀行や決済企業であるZand BankやMamoとの提携を発表し、ドバイ国際金融センター（DIFC）内でRLUSDステーブルコインの承認を取得している。